40代でリストラされた僕の転職日記

40代転職日記58話:どんなにがんばっても給料は上がらず相談しても暖簾に腕押し状態

給料アップはないことを知る

社長と相談してなんとなく感じた給料はアップしないと言う事実

言葉こそ柔らかいものだったけど給料アップはしないんだと言う事が如実に伝わってきた

少なくとも何か給料に関する指針のようなものがあればまだ救いだけどそんなものは一切なく

ただわからないと言うばかり

「給料は上げない!」と明確に言ったわけではないけど周りの状況から察するに

給料アップは見込めない

人間関係は問題ないけど生活に支障が出続ける給料は正直言って困る

と言うか続けることは難しい

やんわりと僕の現状を社長に伝えた

「給料がこのままだとお仕事を続けるのは難しいです」

と、はっきり言ってみた

それで社長が怒ってクビにされたらそれも仕方ないと諦めていた

けど意外にも社長の態度が微妙に変わって優しいトーンで

会社の現状や社員の給料を上げたいと思っていることなどを語ってくれた

けど社員の給料を上げるのは社長の空想であり現実に実行するような感じではなかった

けど僕も少し期待を込めて

「もう少しがんりますから評価をお願いします」

と言ってしまった

そしたら社長は「よろしく頼むよ、しっかり見ているから」と言ってくれた

このときかなり期待してしまった

僕は大幅な給料アップではなくほんの少しの給料アップでもしてくれたら納得するつもりだった

給料アップを検討してもらうため必死にがんばった

言った手前ってのもあるけどその日から僕の成績は

・無遅刻無欠席無早退(これは入社してからずっと)

・配送ミス、配送遅れ両方ともなし

・注文の聞き違い、電話の取り忘れなし

自分で言うのも何だけど殆どパーフェクトな成績

与えられた仕事はきちんとこなした

まわりからもヒデさんはすごいですねって言われることもあった

それが半年以上続いた

けど何も変わることはなかった

やっぱり社長は無反応

好成績をずっと継続する僕に対して社長は無反応

給料に関して特に何も言われることなく時間だけが経過していく

ついに僕から社長に質問を投げた

僕:「僕はここ数ヶ月しっかりと数字を出しましたよ」

社長:「ありがとう、よく知っているよ。これからもがんばってね」

僕:「お給料について検討してもらえるってことでしたけど?」

社長:「確かに言ったね、けどまだ答えを出す時期じゃないかな」

僕:「なぜですか?」

社長:「まだ早すぎるんだよ、もっと時間をかけてみようと思ってる」

僕:「僕は生活が苦しくてお給料のことは検討して頂きたいです」

社長:「それとこれはまた違う問題じゃないかな、君にはこれまで通りがんばって欲しい」

少しキレてしまった

給料が上がることを期待させておいて曖昧な返事、しかもまわりを見る限りほぼ最低賃金の給料

この先を何を期待したらいいと言うのだろうか

とりあえず仕方ないので我慢して今まで通りに働いてみることにした