40代転職日記30話:土木会社二日目

土木会社二日目


二日目も同じく8時に現地集合で朝礼の後に仕事が始まった

仕事内容は初日と同じで道路修復作業の補助と資材の運搬

言われたものを運ぶだけなので精神的には楽だったと思う

運ぶものは重量物ばかりなので肉体的には楽ではないが

そこは運送業で慣れているのでそこまで嫌ではなかった

初日はいっぱいいっぱいで気がつかなかったが

トラックがめちゃ怖い

道路補修の作業をしている隣を大小様々な車が通っていくが大きなトラックが来るときは正直

ビビッてしまった

作業しているすぐ近くを結構な速度で大きなトラックが通過するのだから巻き込まれないだろうかとか色々心配したり、何よりも迫力がすごくて怖かった

それともう一つ

作業車が砂利を跳ねて僕の車に傷がつく

これはよく見ないとわからないが

通勤で使っている車は作業エリアの隅に置いていたが作業車が通るときに砂利や小さな石を跳ねてそれが僕の車に当たっていた

正確には僕の車ではなく親の車であるがまだ新車できれいな状態

それが昨日と今日で小さな傷が何箇所かできていた

その日の午後に仲間に聞いた話では、みんなそのことを知っているので傷ついてもいい車か原付で来るとのこと

次ぎの日から僕は原付で通勤することにした

まさか出勤二日目でいきなりの夜勤


2日目も17時に終了

点呼したあとに現場監督に呼ばれた

スポンサーリンク

現場監督:ヒデ君、実はうちの会社は夜勤もしていていつかはヒデ君にも夜勤をしてもらいたいと思っているんだけど今日一回体験としてやってみない?

:今日からですか?と言うことは今からそのままぶっ通しでですか??

現場監督:いや、ぶっ通しではないよ。21時からだから4時間近く間がある

:夜勤は何時まであるんですか?

現場監督:朝の6時までだよ。ヒデ君はその日休みだから帰ってゆっくり休みことができるよね

:なんでこんなに急になんですか?

現場監督:・・・実は工事が少し遅れている上に今日の夜勤メンバーの人数が足りなくて是非入って欲しいんだよ

:強制ですか?

現場監督:いや、強制ではないのでヒデ君に決めてもらう。けど入ってくれたら非常にありがたい

:わかりました

半ば強制的な感じもあったがまだ簡単な作業しかさせないと言うこともあったので引き受けてしまった

現場監督は笑みを浮かべていたが僕は気が重かった

一回帰宅して夕食を食べてからまた現場に戻った

お昼のメンバーが何人かいたがほとんどが入れ替わりになっていた

現場監督は別の人になっていた

照明機材も準備されていて、これから夜の工事をするんだなと思い不安になってきた

夜勤も一応1時間の休憩があるのでその時に仮眠しようとは思っていたが

それまで体力が持つか正直自信はなかった

スポンサーリンク