40代転職日記50話:飛び込み営業の成績が出せず責められる

2週間飛び込み営業をして言われたこと


2週間僕なりに一生懸命飛び込みの営業をしたが契約は全くとれなかった

最初は「なあなあ」な感じだったけど段々と嫌な空気が流れてくる

他のメンバーはと言うと1件ないし2件の新規契約をとっているらしく

契約件数0件は僕だけと知らされた

そしてこのまま契約がとれないとやばいですよと事務の人に言われた

どうやばいのかは言われなかったけど大体予測できます

おそらくクビでしょうね

裁量権が欲しいとお願いするも一笑されて終わり


さすがに新規契約0件は僕としてもダメだと思っていた何とかして1件でも契約を取りたいと思い少しでも多く飛び込み営業をするも結果は同じ、営業先から言われることも同じ

まるで進展がない

そもそも条件が悪いのに契約をする人はいない、なので少しでも僕に何かできることがあれば結果がかわってくると思い主任に値段についての裁量権を少しでも僕にくれないか相談するも

「君にまだそんな権限はないよ、決められた値段で契約するだけだよ」

と一笑された

ある程度の役職になると値段も含めて裁量権があり少なくとも僕よりも好条件を営業先に提案することができる

しかし僕にそれはできない、契約内容も条件が悪ければ僕の置かれている条件も悪かった

ついに営業について相談した


新規契約が0件のまま3週間が経過しようとしていた

ここまでくると流石に僕もかなり焦ってきて主任だけではなく先輩にも相談してみた

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どうやったら契約をとれるか聞いてみて先輩から返ってきた答えは

「豪華な菓子折りを持って営業しろ」

であった

最初冗談かと思ったけど本気みたいで何人かの先輩は実行しているとのこと

しかし僕の安月給では毎回菓子折りを持っていくのは負担であり生活にも影響が出かねない

他にアドバイスを聞くも後は「沢山営業しろ」で終わってしまった

アドバイス通りにやってみるも効果なし


結局得られたアドバイスは菓子折りを持って営業をすると言うことだけで他に方法が出てこなかった

どれだけ効果があるかわからないけど切羽詰っていた僕は本当に菓子折りを持って営業をした

多少いい顔をされることはあっても契約はしてもらえない

しかし菓子折り代は確実に僕の財布からなくなっていく

営業活動費などあるわけなく菓子折りは全額僕の負担である

どんどん追い込まれる僕


全く契約してもらえないのにどんどんなくなっていく菓子折り代

生活を切り詰めてまでも営業の件数を増やして契約を取ろうとするも全く効果なし

この時点で誰に相談しても嫌な顔をされるばかり

社内でも僕の居場所はなくなっていく

かと言って営業をしても僕には何もできない

心も体も疲弊していき営業する気力もなくなっていった

悪循環が続き4週間近く経っても新規契約は0件のままで僕はもう何もできない

のかなと本気で考えだすようになっていた

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