40代転職日記22話:日本料理の調理見習いに応募

40歳を目前に飲食の世界に


水の配送会社の件から1週間後

次は自分の経歴を活かせるような仕事をしようと思っていたが
新聞の求人広告を眺めていると

「日本料理の調理見習い急募」

の募集があった

しかも「経歴問わず」との文言まで書いてある

実はまだ自分のお店を持つと言う計画を諦めたわけではなく

料理、調理関係の仕事をしてスキルと実務の経験を積みたいと思っていた

そんな中今回の募集

不採用になるだろうと思いつつも覚悟を決めた

早速電話して簡単な動機と経歴を話したら意外と好感触

履歴書と職務経歴書を持参して明後日きて下さいと言われて電話は終わった

日本料理の調理見習いの面接


面接当日、お店の奥で面接担当の人と一対一での面接だった

聞かれたことは

・志望動機

・飲食での仕事の経験の有無

・体力はあるか

・和食と洋食のどちらが好きか

・将来どのようになりたいのか

と言うことをメインに質問された

僕の飲食店の経験はアルバイトしかないので

将来自分の店を持ちたい

ことを熱烈にアピールしてやる気を最大限見せた

面接でのやり取り


担当:なんでヒデさんはウチ(飲食)を志望されたんですか?運送関係とかの方が経験もあるしいいんじゃないですか

:確かに運送での経験は長かったですが、そのときから自分の店を持ちたいと考えていました

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担当:それはどんなお店ですか?失礼ですが今から本格的に修行をするとなるとかなり苦労されるかと思います。飲食の世界は思われている以上にハードですよ

:うどんのお店を持ちたいと考えています。うどんを作る上で大切な出汁について学び、それからうどんをはじめ色々な料理にも応用しようと考えています

担当:なぜうどんなんですか?お知り合いにそういったお仕事をされている方がいるんですか?

:私の母がずっと和食のお店で働いていました。うどん作りにも携わった事もありそのときに出汁を美味しくとることができたら色々な料理が美味しくできると言われました。実際母の作る料理はどれもが美味しいです

担当:わかりました。しかし飲食業界は体力が必要ですよ。そこは大丈夫ですか?

:体力なら自信があります。この町(長崎は坂が多い)で重い荷物を配達していましたから

担当:わかりました。採用します。いつから来ることができますか?

まさかの即採用


なんとまさかの即採用!

面接が終わると同時に採用を告げられた

お店としても辞めた店員の補充を早急にする必要があったらしく

明日にでも来て欲しいとのこと

明日から勤務できることを伝えユニフォームのサイズを計り面接終了

明日の9時開始と言うことで最終確認

久々にいい気持ちで帰宅することができた

沢山面接するといいこともちゃんとあるもんだなと思った

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