40代転職日記86話:長崎で仕事探し開始そして面接

福岡から長崎へ戻ってきた

母の当面の介助と言うことで福岡から長崎に戻ってきた。
派遣だったとは言え仕事を辞めるのはそれなりに覚悟が必要だった。
ただ僕は親孝行なんてしたことが殆んどない、どちらかと言うとケンカすることの方が多かった。なのに福岡に引越すときは親が進んで色々と手伝ってくれた。励ましの言葉ももらった。
なのに僕は恩返しらしいことはなにも出来ていない、今回はしっかりとそれができると思ったから長崎に帰ることを決めた。
派遣でもアルバイトでもあまり高望みしなければ何とかなると思ったとこもある。
長崎に戻って最初の週は少しゆっくりしていて荷ほどきが全て終わっていなかったけど仕事探しを始めることにした。

長崎に戻って最初の応募

最初に見つけたのは加工食品の配送業務。ハローワークと並行して求人雑誌で探して見つけた会社だった。
給料はあまり良くなかったけど「どなたでもご応募下さい」みたいな事が書いてあったし僕は過去に似たような仕事をしたことがあったので思いきって電話してみた。
反応は意外な程あっさりしていて僕が応募したい旨を伝えると、その電話で面接の日程まで決まり時間は一週間後の13時からになった。
しかし電話を切ったあと不安に襲われた。
なぜなら電話だったがほとんど何も質問等をされなかったからだ、このパターンは採用されないことが多かったので今回の面接も空振りに終わりそうな気がしてきた。
しかし面接の日程が決まったので取り合えず面接だけはするつもりで他の仕事も並行して探すことにした。

スポンサーリンク

面接に行きたくなくなる

purressya-

面接当日
会社の受付に集合と言われていたけど会社自体がまあまあヘンピなとこにあってバスで行くのも一苦労で僕の家から直通なんて当然なく面接会場に行くだけでも時間とお金がかかる。
そもそも面接って物凄く気力がいるのに行くまでが大変だったら気持ちをもっていかれることもある。 正直言うと朝の時点で面接に行きたくなくなっていたが無理やり自分を奮い立たせて面接開始の2時間前に出発して面接会場まで行くことにした。
移動のバスの中でこれからの事などを色々考えていたら面接会場まで着いた。そして受付まで行くと別室に連れて行かれ「しばらくお待ち下さい」と案内された。
案内してくれた担当が非常に丁寧な対応だったので少し希望が持てて嬉しくなった。その状態で5分程度待っていると面接担当の方(おそらく僕と同じ位の年齢)が来て簡単な挨拶の後に面接が始まった。

面接したらその場で不採用

mitukaranai

面接が始まり最初に聞かれたのが志望動機、僕は過去の経験や自分がこの仕事に向いていることを精一杯アピールしたが面接担当のテンションがなぜかずっと低いままだった。
時間にしたら5分もなかった志望動機のアピールが終わった後に面接担当の口から出た言葉が

「うちの会社は30代の人までしか採用しないですよ」

だった。
すごくびっくりして僕は確認した。

「僕は採用されないってことですか」

採用担当はイエスともノーとも言わず「空気読めよ」的な感じで返してくる。
僕は頭にきてその事を最初の電話のときになぜ言わなかったのかとか、なんで経験者を年齢だけで採用対象外にするのか色々問い詰めた。
しかし返してくるのは「うちはそうなんですよ」とか「うちの規則でねえ」とかでそれ以上は何も言わない。
僕がこの面接会場まで来る苦労について色々言うも面接担当はだんまりを決め込む始末。
他にも沈黙の時間が沢山あり最終的に言われたのが「分かって下さいよ」的なこと。半ば強制的に面接を打ち切られ、面接担当に「もう合否の連絡は必要ないですよね?」と確認までされて僕は帰った。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする